苦しいレースが続くセンゴクエース
2歳3冠、3歳2冠、4歳3冠という輝かしい経歴を残して、古馬になってからもオレノココロのばんえい記念3連覇を阻止するなど、現在、ばんえい競馬の中でもトップクラスであるセンゴクエース。
しかし、ばんえい記念を制してからというもの、どこかピリッとせず重賞ではオレノココロとコウシュハウンカイの後塵を拝すレースが変わらず多く、オープン戦でも走りが怪しい。
実際、ばんえい記念を勝ってからは33戦4勝という成績だ。何より目に付くようになったのが第2障害での不安定さである。安定感があった成績も、掲示板から外れることも多くなった。
昨年度も春から秋にかけて絶不調であり、冬に入ってから調子を上げて馬券内に絡んだりばんえい記念でも好走を見せたものの、やはり2強の壁が厚いようである。
今年も相変わらず不安定な第2障害の登りは解消されていない。それどころが去年以上に怪しいところも見せているし、あるレースでは第1障害の時点で躓くところも見せている。
気が付けば、2強の壁を打ち破る役割が覚醒したミノルシャープへとすっかり変わってしまっている。
なんとか意地を見せていきたいところである。